
こんにちは。もうすぐ客室乗務員のトレーニングが始まる予定のおりょうです。
言語の壁は、多くの非ネイティブスピーカーにとって大きな挑戦ですが、この壁を乗り越える鍵は何だと思いますか?
今回は、私が多文化の人々とのコミュニケーションにおいて大切にしていることの一つを紹介します。
それは、自己紹介や新しい出会いの際、
“Sorry, my English is bad” “I don’t speak English very well”
→ごめんなさい、私の英語は下手です。英語をあまり上手に話せません。
といったようなフレーズを使うのを避けることです。
私自身、英語やフランス語で会話をする際には、絶対にこのフレーズを使わないよう心がけています。
この記事のポイント(Point):
このフレーズを避けるべき理由は、自信を持って積極的なコミュニケーションを促進することにあります。
理由(Reason):
このような自己卑下の言葉は、コミュニケーションの質を下げ、不要な不安を生み出す可能性があります。実際、言語の不完全さを前もって謝罪することで、相手に自分の能力を過小評価されることに繋がりかねません。自己効力感とは、自分の能力に対する信頼感のことであり、これを強化することは言語学習において極めて重要です。
例(Example):
実際に、私もカナダでフランス語を使う際には、わりと最近まで「私のフランス語、まだまだです」と似たような表現をしていました。なので、こういった表現を使いたくなる気持ちは、よく分かるんです。しかし、より使用歴の長い英語ではこのような自己卑下の言葉を上手く避けており、そのお陰もあって、人とのラポール(=信頼関係)構築がより早いと感じています。
これから客室乗務員として、英語話者、フランス語話者ともに、多くの新しい出会いが待っています。この重要な時期に、まずは自分自身への戒めとして、そして外国語環境で活動する日本のみなさんに向けてこの記事を書きました。
再確認のポイント(Point again):
やめたい習慣をはっきり意識して断ち切った体験から学んだことは、自信を持って前向きにコミュニケーションを取ることの価値です。「〇〇語は苦手なんです」というフレーズを避ける、または他の表現に置き換えることで、私たちは自己効力感を高め、言語学習のプロセスをより有意義なものにできます。このアプローチは、私たちが言語を超えて真の繋がりを築く上で、不可欠なステップです。
健康的な代替フレーズ
今日からでも、以下に例として挙げる代替フレーズを試してみてください。自分の言語学習の旅をより楽しく、効果的なものに変える一歩となるでしょう。
前半部分と後半部分3種類ずつを、好きなように組み合わせてください。
前半部分
- English is not my first language/…is my second language,…
- I know my English isn’t perfect…
- I’m still improving my English skills,…
後半部分
- so I’m excited to learn from our conversation.
- which makes every conversation a great opportunity for me to practice.
- so I welcome any corrections or tips you might have.
結論
“Sorry, my English is bad/not so good”
と言う習慣を捨てることは、自己成長とポジティブなコミュニケーションのための重要な一歩です。学習過程の挑戦を成長のチャンスと捉え、肯定的なフレーズを積極的に使うことで、自信を育み、言語の楽しさを再発見しましょう。
みなさんはどのようにして、外国語でのやめたい「癖」を克服しましたか?
他に使えそうなフレーズや会話テクニックはありますか?
言葉は私たちを繋ぐツールであり、意味ある繋がりを築くことが最も重要です。
一緒により良いコミュニケーションのための旅を続けましょう。